シルクロードの旅(ウルムチ、トルファン、敦煌、西安) |
1.スケジュール |
出発: 2016年10月14日〜22日
月日 | スケジュール | 宿泊ホテル |
10月14日 | 成田発10:55 MU272 上海着13:20 上海発17:05 FM9221 蘭州経由 蘭州発21:20 ウルムチ着00:15 バス ウルムチ市内のホテルへ |
新疆海徳酒店 |
10月15日 | ホテル発10:00 バス 新疆ウイグル自治区博物館 到着10:40(桜蘭の美女など見学) バス発12:40 天池着14:10 亜克酒山頂で昼食 天池専用バス発15:00 天池山頂着15:40 徒歩 展望台 天池遊覧船乗船 天池専用バス発17:10 ホテル着19:00 |
新疆海徳酒店 |
10月16日 | ホテル発9:30 バス(200Km) 途中 風力発電の風車群 トルファンのレストラン着12:20 昼食 レストラン発 バス 高昌故城着14:20 観光 バス アスターナ古墳群着15:25 観光 バス火焔山着16:10 バス ベゼクリク千仏洞着16:20 観光 バス発17:20 トルファンの夕食レストラン着18:15 |
TU-HA PETROLEUM |
10月17日 | ホテル発9:30 バス 交河故城着9:40 観光 バス発11:15 民家着11:40 バス バザール着12:40 バザール見学 バス レストラン到着13:30 昼食 蘇公塔着15:40 観光 ホテル18:40 |
TU-HA PETROLEUM |
10月18日 | ホテル発9:00 バス トルファン北駅着9:20 トルファン北駅発10:21 新幹線(450Km) 柳園南駅着13:56 バス(130Km) 敦煌 月牙泉・鳴沙山着16:00 観光 バス発18:10 レスラン着18:30 |
太陽大酒店 |
10月19日 | ホテル発8:20 バス 莫高窟映像館 専用バス 莫高窟着10:00 9窟見学 13:30昼食(市内レストラン) 午後は8窟を見学(このうち2窟は特別拝観) バス 市内レストランで夕食18:45 |
太陽大酒店 |
10月20日 | ホテル発8:00 バス(100Km) 玉門関着9:25 観光 玉門関発10:00 バス 漢代長城着10:12 観光 漢代長城発10:40 バス 西千仏洞着11:10 観光 西千仏洞発12:00 バス 敦煌市内レストラン着12:25 昼食 敦煌空港へ 敦煌発15:50 MU2216 西安着18:15 西門観光 夕食レストラン着20:10 夕食 |
西安維景大酒店 |
10月21日 | ホテル発8:00 バス 青龍寺着8:20 観光 バス 陝西省考古研究所陳列室着10:00 見学 レストラン着11:50 昼食 バス 兵馬俑坑博物館着13:30 見学 バス発16:10 大雁塔着17:00 観光後夕食レストランへ |
西安維景大酒店 |
10月22日 | ホテル発5:00 バス 西安空港へ 空港着6:00 西安発8:00(遅れて8:30出発)MU521 上海着10:00(遅れて12:00到着) 上海で出国検査、手荷物検査を受ける 上海発12:00(遅れて16:25出発) MU521 成田着15:22(遅れて20:10到着) 上海に台風から変わった温帯低気圧が通過したため上海空港のすべての便の離発着 許可について管制官からなかなかおりなかったため |
帰国 |
1. 成田からウルムチへ |
2. 新疆ウイグル自治区博物館 |
3.天池へ |
天池(標高1980m) 後方には天山山脈
の東方では最高峰のボコダ峰(5445m)
が見える
雪を抱いてのがボコダ峰(5445m) 天池の遊覧船に乗船。湖を一周する
木々が紅葉している中で結婚式の
写真撮影をしている
【けあらし】
陸地からの冷気に湖面の水蒸気が触れて
発生している
下山の際も谷間で冷気による霧が発生
していた
霧です
郊外からウルムチの中心部へ入る道路では警察による検問がある
このためパスポートは常時携帯する必要がある
今回は外国人の観光ツアーバスのため検問はフリーで通過した
【10月16日】
4.ウルムチからトルファンへ |
午前6時45分ごろの公園 午前8時15分 日の出です
実質は時差2時間あるので5時前
昨日同様、太極拳を行う人が多数集まってきた これが公園
ウルムチの街
ウルムチの街 高速道路沿いの木々は紅葉
木々を植樹している
砂漠化を防止のため多数の木々が植樹 ウルムチからトリファンに向けて
されている ゴビ砂漠の中を200Km走る(高速道路)
ここは、天山山脈の雪解け時のみ
できる大河。こちらでは季節川という
風力発電の大風車群、はるかかなたの山麓まで風車は続く
ここはゴビ砂漠。砂漠といっても砂ではなく土漠のため、砂漠に吹く風を利用している
道路両側にある。数百基はあり、まだ建設もしている
ボコダ峰(5445m) 新幹線の線路とボコダ峰
昨日天池で見たボコダ峰とは見る方向が異なる
5.トルファン観光(1) |
ウルムチのホテルを9時30分に出発。約200Km走り、トルファンのレストランに
12時20分到着。
トルファン
天山南路と天山北路の交差点にある。トルファンとは、くぼんだ土地という意味
トルファン市街は海抜50mで近くの湖はー154m。
ユーラシア大陸のへそと言われている。標高が海面下の土地が多く、寒暖の差
が大きく夏には50℃近くに達することもある。降水量が少なく年間で15〜18mm。
このため、ブドウ、ハミウリ(トルファンで栽培し、ハミ経由で出荷したので
この名前がついた)などの果物が特産。
人口は55万人でウイグル族が70%、漢族24%など
トルファンの街 ここが昼食レストラン
ブドウの棚 ブドウの棚の奥には、ブドウを乾燥させ
干しブドウにする建物
ブドウの葉を刈り取り。羊に食べさせるため運ぶウイグル人
夏の暑さ対策で道路を覆う木々の中を行く
(1)高昌故城 |
高昌故城は、トルファンの東48Kmの火焔山の麓にある。
紀元前1世紀から14世紀にかけての新疆の政治・経済・文化の
中心地の1つ。東西1500m、南北1600mの正方形をしている。
629年玄奘三蔵はインドへの求法の旅の途中この高昌国(仏教国)
の国王の命でこの地に1ヶ月留まり説法を行い、インドからの帰路
再度立ち寄ることを約束した。16年後の帰路の時は唐軍により
高昌国は滅ぼされていた。
高昌故城 遺跡の受付(チケット売り場)が地下に変更になった
夏の暑さ対策のため
以前はロバが引く馬車であったが
今は電気自動車
東南小寺
内城跡
大仏寺(当時もっとも大きな寺)
説法寺:玄奘三蔵が説法していた寺
(玄奘三蔵の時代以降の建てられた
との説もある)
説法寺の内部
壁の穴は仏像がおかれていた。(内部は高昌国の王族しかはいれなかったとのこと)
遺跡で音楽を奏でるウイグル人
日本人と判断すると「四季の歌」を弾く
高昌故城はジンギスハーンによって滅ぼされた
(2)アスターナ古墳群 |
高昌国と唐の時代の住民の墓(3世紀からの墓)
アスターナ古墳群の入り口
この地下に古墳群がある 地下室に入る
墓室の壁にはこのような壁画がある
中はたいへん暗いので強力な懐中電燈が必須
(ネットに掲載されているもの転載)
(3)火焔山 |
火焔山
西遊記でおなじみの火焔山。
長さが98Km、幅9Km、標高が500mある
夏には表面温度が70℃を超えるので、温泉卵ならぬ
火焔山卵ができる。販売している。
火焔山を玄奘三蔵も歩いている
火焔山の峡谷をを流れる川
中国のTVロケ隊。
夕日に染まる火焔山
.
(4)ベゼクリク千仏洞 |
(5世紀から14世紀までの洞窟壁画がある
(ベゼクリク千仏洞の入り口 崖に穴が開いているのが洞窟入り口
階段を下る 崖面に洞窟がある
壁画の受難
1. 14世紀にイスラム教勢力が拡大し仏教が衰退した
イスラム教は偶像崇拝を否定しているので、壁画の
人物の目をくりぬいたり、壁画に泥を塗ったりして
破壊した。
2. 19世紀には各国の探検隊がシルクロードに入り壁画
の一部をはぎとりそれぞれの国に持ち帰った。
ウイグル族の王たち ウイグル族の王女(中国の本から)
これは泥を塗られ、目がくりぬかれている
火焔山の前に有料の施設が造られて 宿泊のホテル
この場所は撮影できない トルファン街の中心部にある
【10月17日】
6.トルファン観光(2) |
ホテルを9時30分に出発
トルファンはウイグル族が多く市内でもよく見かける
市内のウイグル族の住居
(1)交河故城 |
交河故城の新駐車場には15分ほどで到着
ここから電気自動車に乗り換えて交河故城へ行く
電気自動車で遺跡に向かう ウィグル族の農民が乗る三輪トランクター
交河故城
漢の時代から残る城塞都市。遺跡は全長1650m、幅300m、高さ30m
あり、周りを河に囲まれた天然の城塞。紀元前2世紀には車師前王国
の王都となり、唐の時代には屯田兵がおかれた。14世紀の元の時代
に戦火で焼け落ちた。城塞は寺院区、官庁区、墓地区と分けられて
いた。
交河故城の遺跡入り口 遺跡の全体図
遺跡に入る 風でえぐり取られて
富裕層の住居跡 ラクダ草が生えている
南部仏寺
年間降水量が15mm程度のため、このように遺跡が残っている
唐の時代の役所跡 右下の格子板の下には井戸があった
右側の木製階段は観光用のもの 4重の門があった跡。
左側が唐の時代のもの
穴が開いているところは門の警備所 滑車を利用して井戸から水を汲んだ
台所
中級住宅街
下層住宅街 大仏寺
(地面の小さい穴は赤ちゃんの墓
お店や宿屋が並んでいた場所
遺跡めぐりが終わり、出口近くで 残り少ないハミウリもありこれも購入
スイカを食べた 今年最後のものであまり甘くなかった
すると無料でもう1つ出してくれた
スイカもハミウリも旅行社が負担
(2)民家訪問 |
ウイグル族の民家を訪問
ここが玄関 試食用の干しブドウなどが用意されていた
ここには、NHKの取材番組で このおうちのブドウ畑
速水もこみち氏が訪問し、その様子が 自宅の裏側にある
日本で放映されたそうです
ここが自宅の屋上。雨が降らないので簡単なつくり
(3)バザール見学 |
庶民の台所であるバザールを見学
乾燥した果物を売る親子
ナンを窯で焼き店先に空中陳列している この熟練の技
ファーストフード店
(4)昼食レストランで民族舞踊 |
昼食レストランでお店の従業員が民族舞踊を披露
ツアーメンバーも加わり盛り上がる
(5)蘇公塔 |
1778年、蘇来万が父親の額敏を記念 ミナレットは高さ35m、底部の直径は11m
して建てたミナレット ミナレットの前の像はエミン王(ウイグル族の王)
【10月18日】
7.トルファンから敦煌へ |
ホテルを9時に出発。
宿泊のホテル トルファンの街から15Km離れている
2014年完成のトルファン駅
ゴビ砂漠の中にぽつんとと駅がある
駅のはるか手前で降ろされる。スーツ 第1回目の手荷物検査
ケースなどはポーターに運搬してもらう ハサミ、果物ナイフを含めたナイフも
濃いグリーンのジャンバーを着ているのが NG。外国人はパスポートも必要
ポーター。バスで手を振っているのが
運転手の張さん
2回目の手荷物検査。新幹線に乗るには とても広い待合室
大変
乗車券には名前が記載されている
本人かどうかチェックされる
この駅の発着列車 電車の到着ホーム
ウルムチ始発の電車は30分に1本と多く、 この駅は階段での上り下りが多く、
ウルムチに向かう電車は2本しかない エスカレータ、エレベータはない
新幹線は定刻運転しているとの現地 運転手
ガイドのとおりきちんと定刻に来た
新幹線車内(3人と2人掛け)
この電車は日本製。
網棚の紙が貼られていて見苦しい
ゴビ砂漠の中を走る。 石油採掘の井戸が並ぶ
大規模太陽光発電がおこなわれていた
この新幹線は200Kmを超えるとスピード デッキには荷物置き場があるので
表示された。かなり遅いスピードで走行 その点は日本の新幹線より便利
しているみたいで揺れもなく快適 トイレは様式と中国式がそれぞれ1つある
この女性乗務員は、この車両専属で 乗車率は50〜60%程度であった
ゴミの回収などを行っている
車内販売の女性。コーヒーなどを売っている ポプラの間に綿花畑
ここは、ハミ。一面の綿花畑 ハミ駅到着12時23分。6分間停車
中国式の駅弁。温かくなっている。 食堂車はあるが、立ち席のため弁当になった
見た目はおいしいと見えない
ウルムチからトルファンまでのバスの 柳園南駅到着13時56分。
運転手の張さんからのブドウの トルファンから450Kmを3時間30分
プレゼント。おいしかった
柳園南駅 ツアーメンバが下車
蘭州西に向けて列車は出発 柳園南駅。ゴビ砂漠の中の駅
住民は鉄道関係者のみ。水がないため、毎日
敦煌から運ぶ。食料もすべて敦煌から
柳園南駅から敦煌までは130Km ゴビ砂漠のまっすぐな道を進む
バスで2時間30分。
これは東京から静岡を超える距離
砂漠中の草木は紅葉している
8.鳴沙山・月牙泉(敦煌) |
9.莫高窟(敦煌) |
10.敦煌近郊観光 |
(1)玉門関 |
(2)漢代の長城 |
(3)西千仏洞 |
11. 敦煌から西安へ |
12. 西安観光 |
(1)青龍寺 |
(2)兵馬俑坑博物館 |
(3)大雁塔 |
13. 西安から上海経由成田 |