2014北海道秘境めぐり(道東編) |
今回は出発時台風17号の接近が想定されたが、幸運にも大きく太平洋上
を進み出発日は快晴の旅行日和となった
道東の旅の行程
(1)9/26は 【青の線】根室中標津空港から摩周湖、神の子池を経て知床半島の中ほどの
ウトロ温泉に宿泊
(2)9/27は 【赤の線】ウトロから知床半島の先端までの船は記載していない
知床峠 フレッペの滝散策 知床五湖(1湖のみ)をめぐり屈斜路湖の温泉に宿泊
(3)9/28は 【オレンジ】屈斜路湖から野付半島(国後島まで16Km)、納沙布岬
霧多布湿原を経て釧路泊
(4)9/29は 【緑】釧路湿原の散策とノロッコ号で釧路に戻り、阿寒湖、オネントーを
めぐり、女満別空港から羽田へ
1. スケジュール |
2014年9月26日~29日
月 | 日 | スケジュール | 宿泊 |
9 | 26 | 羽田発12:00 ANA377 根室中標津空港着13:40 バス 裏摩周湖展望台 バス 神の子池 バス 知床ウトロ |
知床プリンスホテル 風なみ季 |
9 | 27 |
ホテル発7:50 バス 知床峠 バス 知床さいはて市場 バス ウトロ港 ウトロ港発10:00 オーロラ号 知床岬遊覧(3時間45分) ウトロ港着13:45 ウトロ港発 バス 知床自然センター フレペの滝ハイキング 知床自然センタ―発 バス 知床五湖(1湖のみ) バス 屈斜路湖着 |
屈斜路湖プリンス ホテル |
9 | 28 | ホテル発8:20 バス 野付半島・トドワラ 徒歩20分 船着き場 11:20発 野付湾遊覧船(30分) 尾岱沼港 バス 風連湖 バス 納沙布岬 バス 霧多布湿原 バス 釧路着18:20 |
釧路プリンスホテル |
9 | 29 | ホテル発8:30 バス 釧路湿原 ネイチャーガイドの案内で湿原散策(120分) 釧路湿原発 バス 塘路 塘路駅発12:17 ノロッコ号 釧路駅着13:03 バス 釧路フィッシャーマンズワープMOO(自由昼食) バス 阿寒湖 バス オネントー バス 女満別空港着 女満別空港発20:20 JAL1190 羽田着22:10 |
帰宅 |
【9月26日】
2. 羽田から根室中標津空港へ |
今年9月から機内で使える電子機器が緩和された。
それにより飛行機から離陸時に外の景色が撮影可能となった
羽田の滑走路から見たスカイツリー 離陸開始時に見えたスカイツリー
羽田の飛行場とターミナルが見える 東京の下町
雄阿寒岳が見える 摩周湖
北海道の広い畑 根室中標津空港に着陸
1日4便の空港のため着陸は初めて
3. 裏摩周湖展望台 |
今回のツアーは通常あまり行かないコースのため摩周湖も裏摩周湖の展望台から眺め
丘に「牛」の文字。
かってはこの丘に牛を放牧していた 裏摩周湖展望台から
さすがは裏摩周湖展望台。こじんまりした土産物屋が1軒だけ。
それ、お客がこないと店を開けないとのこと
3. 神の子池 |
摩周湖の4Kmほど北にある周囲220mの小さな池。
この神の子池には500トン/時の清流がどこからともなく湧き出している
ここは静かな池。未舗装の林道を15分ほど走る
神秘な池は、九寨溝の雰囲気を持つ
トリカブト(猛毒)の花
4. 知床・ウトロ |
17時過ぎにオホーツク海に涼む夕日。バスの中で撮影
17時10分。知床ウトロ温泉のプリンスホテル到着後、急いで夕陽台まで
かけつけたが、タッチの差でオホーツクに沈む夕日は見れなかった
知床・ウトロのプリンスホテルから徒歩5分 太陽は沈んだ直後
の夕陽台
【9月27日】
5. 知床峠 |
ホテルを7時50分に出発して知床峠に向かう
右下がウトロ港、左の山の中腹にホテルの建物
羅臼岳(1661m) 国後島の島影が見える
知床峠(738m) 国後島
知床峠には斜里町(ウトロ側)シマフクロウと羅臼町オオワシの表示が裏表にある
羅臼岳
知床峠からウトロ港に戻る途中にある知床さいはて市場でお買いものタイム
6. 知床岬観光 |
知床岬へ船でしか行くことができない。9月になるとオホーツク海の波が荒く
天気は晴れていても海は荒れていて出航できない日が多い。
ウトロ港からカムイワッカの滝までのコースは欠航率が少ないが、岬コース
は9月になると出航できない日が多いとのこと。9/24,25と2日間岬コースは
欠航していた。カムイワッカまでは出航していたようです。
この日(9/26)も9時まで波の状況を判断するので出航決定はしていなかった。
(注)実は翌日(9/27)も欠航でした
知床岬コースは1日1便で10時出航。ウトロ港から知床岬まで行きかえって来る
約3時間45分の船旅
森繁久弥の「知床旅情」の歌碑(ウトロ港にある)
オーロラ号に乗船のため桟橋に向かう オーロラ号(夏は知床観光船、冬は流氷砕氷観光船)
ブユニ岬 フレペの滝(乙女の涙)午後、陸上から散策
黒い洞窟(波と流氷であいた) 岩尾別(サケの養殖場)
背景は羅臼岳
台地の上は知床五湖 カムイワッカの滝
タコ岩 カシュニの滝
知床岬 番屋(漁師の作業小屋)
知床岬は平坦な草原 知床灯台も小さく見える
国後島の島影も見える
観光船の船内(多くは上部の甲板で撮影) 上部の甲板
乗船時間は3時間45分のため、船内で「カニめし」弁当の昼食。
ウトロ港には13時45分に到着
7. フレペの滝散策 |
ウトロ港からバスで知床自然センタへ移動。
ネイチャーガイドの案内でフレペの滝までの往復2Kmのハイキング
建物は知床自然センター
まずは林の中を歩く 白い「雪虫」が飛んでいた
この虫が飛ぶと雪の季節とのこと
山ブドウ
ゼンマイが紅葉している
林の中からエゾシカが現れる
手前は3ヶ月の子供
高さ100mの切り立った断崖の途中から地下水が染みだし海に流れる滝
ウトロ崎灯台
知床連邦。一番左が硫黄山(1563m) 右端が羅臼岳(1661m)
今年は紅葉が早く、これで8~9割の紅葉
8. 知床五湖 |
知床五湖の観光は大きく変わっていました
(1)1湖のみ
高架木道が整備されいつでもだれでも自由に行けます
ヒグマ対策がされ高架木道の両脇には高圧電流が設置されクマが
入れなくなっています。
しかし、昔にように、2湖などに進むこのはできないようになっています
(2)2湖~5湖の観光
①7月末までは、1人5000円程度を支払い、引率者の元での観光のみ
②8月~10月20日までは 250円/人の講習費用を支払い50人1グール
で講習を受けたのち5湖~2湖を歩ける。この際1湖の高架木道へは
入場のみできる
③10月21日以降は自由に散策できる
1湖までの高架木道。結構遠い
知床連山を背景(右端が羅臼岳)前が1湖 これが知床5湖の1湖
かなり紅葉している
高架木道とオホーツク海に沈む太陽
森の脇に白い杭が並んでいるのが 高架木道
地上の散策路(講習または引率者が必要)
知床五湖からバスで屈斜路湖まで走る。
屈斜路湖のプリンスホテルに到着は
日がとっぷりと暮れた19時。
【9月28日】
9. 野付半島 |
出発前に屈斜路湖の散策
ホテルは屈斜路湖湖畔にある 屈斜路湖
屈斜路湖のホテルを8時20分に出発、約2時間弱で野付半島のネイチャーセンターに到着
ここから徒歩で観光船乗り場へ向かう
野付半島は、国後島の方向へせりだした砂州。国後島まではもっとも近くて約16Km
野付湾で打瀬船漁で捕る「ホッカイシマエビ」。ネイチャーセンターに展示
このような道を進む
たいへんな観光客。風が強い
トドワラ
トドマツの木が海水におかされ風化した
枯れ木が横たわる奇観をいう
これがトドワラ
こちらは風化してほとんどない このような光景をトドワラ
実は学生時代(半世紀前に近い)に訪れたことがあるが。ここのトドワラの光景
がネイチャーセンタからずっと続いて幻想的であったが現在はハナマスやススキが
生い茂っていた
強風の中を観光船の桟橋に向かう
これが観光船(尾岱沼漁港と結ぶ) ゴマフアザラシ
ゴマフアザラシ 観光船が尾岱沼漁港に到着
本日の昼食は、尾岱沼から納沙布岬への向かうバスの中で
弁当となった。さすが秘境の旅、トイレの立ち寄りも
数多くないのでバスガイドは、次は何分乗車を常に説明している
10. 風連湖と納沙布岬 |
野付から納沙布岬へ向かう道は、人家も 白鳥の飛来地でも有名な風連湖
ラムサール条約の地
北海道の東端。納沙布岬 北方領土返還の巨大モニュメントが目につく
納沙布岬灯台
この先に北方領土がある
11. 霧多布湿原 |
納沙布岬から釧路へ行く中間点あたりに霧多布湿原がある
湿原センタの望遠鏡では丹頂鶴が確認できた
釧路の夜。釧路川のほとり
ぬさまい橋。この先200mほどで釧路駅 ぬさまい橋。下を釧路川が流れる
明るい半円の建物は、釧路フィッシャーマンズ 釧路川の夜景。先は釧路港
ワーフMOO。1階の出入り口は19時で
鍵を鍵をかける。危うく閉じ込められそうになった
【9月29日】
12. 釧路湿原散策 |
釧路プリンスホテルの部屋から 釧路からバスで20~30分の釧路湿原の
釧路港と太平洋を望む 展望台。ここは湿原を歩くことが可能
ネイチャーセンタに向かう
このような木道の上をネイチャーの案内
で歩く。木道は湿原の保護を考えて杭でなく
板で木道を浮かせているそうです。
また、同じ場所ではなく時々移動して湿原
を保護しているそうです ウメバチ草
ミズバショウの実 釧路湿原
木道は大変な人です。あとでわかったのですが
釧路港にダイアモンドプリンセス号が入港し
その乗船客が来ているようです。
ダイアモンドプリセス号は11万トン。
釧路湿原はもともと湿原を流れる川は蛇行していたのですが、洪水を防ぐという
ことで蛇行から直線に改修したそうです。それのより、釧路湿原に水がたまりにくくなり
湿原の乾燥化が進み、湿原内に樹木は生い茂る状態になったとのこと。
現在、また15億円かけて、川をもとに蛇行に直す工事をしているそうです。
13. 塘路から釧路までのノロッコ号 |
釧路湿原の温根内からバスで移動し、JRの釧網線の塘路駅に向かった
途中で釧路駅から塘路駅に向かうノロッコ号を追い越した
塘路駅。駅前広場には観光バスは10数台 塘路駅のホーム
釧路からのお客を待っていた。
11時50分に釧路からのノロッコ号が到着。ここで折り返し運転
車内は満席 12時17分に塘路を発車。釧路に向かう
釧路湿原を流れる釧路川
湿原でカヌーツアーを楽しむ人
ダイアモンドプリンセス号で1ヶ月の船旅を楽しんでいるオーストラリア人夫妻。
ノロッコ号で釧路・塘路間を往復していた。彼らは途中の停車駅で日本の小さな家を写真撮影していた。
日本人は体格も小さいが家も小さいと言っていた。船は横浜で下船してオーストラリアに帰国するそうです
横浜で三溪園を見たいといっていた
釧路駅の13時3分着
釧路のフィッシャーマンズワーフMOOで自由昼食。
14. 阿寒湖 |
釧路から阿寒湖に向かう途中の鶴居村付近で 少し紅葉が始まった阿寒湖
丹頂鶴が見えた
阿寒湖からオネントーに向かう道で紅葉した木々
15. オンネトー |
オネントー。雄阿寒岳を湖面に写す。 紅葉も始まっている
このように静かな湖面はめったにないと
のこと
めずらしく静かな湖面に周りの森が写っている
ここのところの冷え込みで紅葉が例年よりかなり早いそうです
16. 女満別空港 |
今回の旅の最終地点、女満別空港に18:30少し前に到着
外はかなり冷えてきた。
飛行機は20:20発の羽田行
今回に旅は最初は台風17号の影響を受けるかもと心配したが、結局4日間一度も傘の
出番はなかった。途中、北海道の日本海側であめも降ったようですが、道東の旅では
晴れている場所を選んで旅ができました。