ピレネー3つのハイキングと北スペイン・フランスの旅 (2013年) |
スケジュール |
月 日 | スケジュール | 宿泊ホテル |
7月9日 | 成田発12:40 LH715 ミュンヘン着17:45 ミュンヘン発19:30 LH2220 トゥールーズ着 21:20 バスでホテルへ(約10分) |
ホリディイン トゥールーズ エアポート |
7月10日 | ホテル発8:00 ー>約180Km ロカマドゥール11時前着 ロカマドゥール観光 ロカマドゥール観光 (隣村のロカマドゥールが見えるレストラン)昼食 サン・シル・ラポピーへ(56Km) サン・シル・ラポピー散策 カルカッソンヌへ(220Km) ホテルで夕食後(21時30分過ぎ)からライトアップのカルカッソンヌ散策へ |
デトロワクローヌ |
7月11日 | ホテル発9:00 バスでカルカッソンヌの駐車場へ 旧市街への連絡バスでオード門 サンナゼルール教会、コンタル城(有料)、旧市街を観光 コンタル城の入り口近くのレストランで昼食 カルカッソンヌ発13:00 ピレネー山麓へ(164Km) ヴィル・フランシュ・コンフラン着 ヴィル・フランシュ・コンフラン散策 ヴィル・フランシュ・コンフラン発 (7Km)ヴェルネ・レ・バンへ |
ロジス・ル・マス・ フレウリ |
7月12日 | ホテル発8:00 (バス) ヴェルネ・レ・バン駅 ヴェルネ・レ・バン発8:50 モンルイ駅着10:10 (バス) モンルイ旧市街観光 バス(29Km) ラ・トゥール・デ・キャロル 昼食 村内を散策 アンドラへ (55Km) |
カールトンプラザ |
7月13日 | ホテル発9:00 アイギストルテス国立公園(スペイン) 115Km アイギストルテス12:00着 昼食 ジープで30分ラテラ湖のハイキング始点 ハイキング開始 まづ見晴台へ そこからマウリシ湖へ(約2時間) ジープでアイギストルテスへ バス (51Km) アルティエスへ |
パラドール・ アルティエス |
7月14日 | 【6月18日の豪雨でゴーブ湖の道路と橋が陥没通行できなくなりコース変更】 ホテル発8:30 バス(66Km) タウル サンクレメンテ教会 ルルドへ(192Km) ルルドで昼食 ピベステへ(7Km) ハイキング(約2時間) カヴァルニー渓谷へ (43Km) |
コンポステーラ |
7月15日 | ホテル発9:00 ガヴァルニー渓谷ハイキング(予定変更で大滝の下まで往復) ホテル着15:00 |
コンポステーラ |
7月16日 | 【ガヴァルニー渓谷からビッグ・ドゥ・ミディ経由ルルドとなっていたが、6月18日の豪雨で 道路が通行止めのため、ルルドの観光を先に行う】 ホテル発8:00 ルルドへ(ルルドは聖母マリア出現の世界3大聖地) ルルド観光 ルルドから ビッグ・ドゥ・ミディへ 展望台で遅い昼食 ビッグ・ドゥ・ミディからトゥールーズへ(175km) 【500円玉に近い雹が約20cm積もり1時間通行できなかった、またロープウェーも30分 停止、途中の橋の点検で1時間通行止め】 |
ホリディイン トゥールーズ エアポート |
7月17日 | ホテル発8:15 バス10分 トゥールーズ空港 トゥールーズ発11:25 LH2215 ミュンヘン着 13:05 ミュンヘン発16:00 LH714 |
機中泊 |
7月18日 | 成田着10:25 | 帰国 |
【7月9日】
成田空港を7月9日の12時40分のルフトハンザ航空でミュンヘンへ向かう
ミュンヘンからトゥールーズ行きのルフトハンザ航空に乗り換える。
トゥールーズ到着は、ミュンヘン出発は大幅に遅れたが21:20分ほぼ定刻に
到着。ホテルは空港からバスで10分ほどのため22時過ぎにはホテルに到着。
【7月10日】
トゥールーズから北西方向にバスで約3時間(180Km)ロカマドール到着。途中雨に合う。
これからほぼ毎日、16時ごろには雨が降り、1時間ほどで止み、晴天になる。
午前中も10時過ぎに雨が降る場合もあった。
1.ロカマドゥール |
(1)歴史
サンチアゴ・デコンポステーラの巡礼路。10世紀以降キリスト教を信仰する人々から注目された。
12世紀からロカマドゥールが人々の憧れの町であった。ヨーロッパ各地から聖アマドゥールの聖遺物
(キリストがコルトバの丘に向かう途中で汗と血を拭った布)に祈りをささげにやってきた。
また、黒い聖母を祀る聖地
ロカマドゥール(隣村の見晴し台から)
19世紀に造られた教会 左の教会からくだると下の写真の
サンチアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路
と中世の教会がある
右の上部に建っているのが19世紀に建てられた教会
教会の横の木々がある部分をつづらおりで下る。
岩が絶壁になっている部分にあるのが中世の教会群
その下のサンチアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路と
その両脇に並ぶ中世からの町並みがある。
岩山に造られたイエスキリストにまつわる像
下りのつづらおりの坂道のコーナー毎
にイエスキリストに関する像がある
崖下の教会群の場所(古代の岩陰遺跡と7つの教会、礼拝堂がある) トンネルを抜ける
12世紀に建てられた聖ミッシェル教会
ノートル・ダム礼拝堂の黒い聖母
12世紀のフレスコ画 現地ガイドが示したのが巡礼者の印
サンチアゴ・デコンポステーラの巡礼路。商店、土産物屋が並ぶ通り
天気もよく暑いので崖の上まで歩いて上がることはやめて、
有料のケーブルカー(1.6ユーロ/人)で崖の上教会まで帰る
ロカマドゥールを眺めながらランチを食べる
2.サン・シル・ラポピー |
ロカマドゥールから56Km
斜面に細長く延びた小さな村。13世〜14世紀のままの姿をとどめている。
フランスのもっとも美しい村の1つに認定されている。
ロット川から100mの崖上にひっそりと佇んでいる。
自動車道路からは徒歩で村に入る 村を見渡せる展望台
展望台に向かう 南西フランスミディ・ピレネー地方の丘陵地帯を
蛇行して流れるロット川
ロット川 展望台
展望台から村の眺め 展望台から丘陵地帯の眺め
13世紀〜14世紀の村の姿をそのまま残す
1522年建立のサン・シル教会
教会入口 内部
村の様子
3. カルカッソンヌ |
カルカッソンヌは、サン・シル・ラポピーから220Km
フランスではモンサンミンシェルにつぐ、2番目の観光地(日本での知名度は低い)
(1) ライトアップのカルカッソンヌ |
7月10日カルカッソンヌのホテルで夕食後、ライトアップされた
城塞を見るため出かけた。ホテルを21:30過ぎに出発。
オード川にかかるホン・ヌフ橋(旧の橋) ライトアップされたカルカッソンヌ城塞
オード門の近く
オード門
コンタル城への入り口近く
【7月11日】
(2) カルカッソンヌ観光 |
ホテルをバスで9時出発。新しいホン・ヌフ橋を渡り、バスの駐車場に向かう
バス駐車場から無料のシャトルバスでオード門まで向かう。
ホテルから歩いてくると15分ぐらいでだが、乗り換えたりで40分近くかかる。
ホテルの屋上にある展望台からオード川と
旧のホン・ヌフ橋。左には小さく新しいホン・ヌフ橋
が見えている
オード門
カルカス像
カルカッソンヌを治めた女領主
カール大帝に5年にわたってシテを包囲され、城内の食糧も尽きてきたころ
カルカスは1頭の豚に残りの小麦を食べさせて太らせた上、それを塔から
場外に投げた。これを見たカール大帝は城内にはまだ十分な食料があると
みて包囲網を解き退散した
オード門(敵の侵入を防ぐ跳ね橋構造)
敵の侵入時上部から石などを落とす サン・ナゼールバジリカ教会
教会の入り口。ロマネスクとゴシックが混在 内部のステンドグラス
バラ窓
コンタル城。12世紀の建築
ここは、料金を支払い入場した コンタル城の門の前
内部
ホテルとオード川(横に木が連なっている)も見える
カルカッソンヌのシテにある商店街 クッキー屋さん
昼食レストランの前
4. ヴィル・フランシュ・コンフラン |
カルカッソンヌから164Km。ピレネー山麓の城壁に囲まれた小さいな村
村は城壁に囲まれている
また16時過ぎから雨。すぐに止む。城壁の中の村の通り
ツアーの大半旧市街を見下ろすスポットまで階段登りに挑戦
この通路は有料で登った人の話では景色はよく見えないとのこと
我が家は、ティータイム
5. ヴィルネ・レ・バン |
ヴィル・フランシュ・コンフランから7Km
山の中のホテルに宿泊
ホテルの庭に咲いていたアジサイ
キササゲの花 このような大木になる
ホテルのまわりはのどかな風景
【7月12日】
6. ラ・プチ・トラン・ジョーヌ(観光鉄道) |
ホテルを8:00に出発。15分ほどでヴェルネ・レ・バン駅に到着。
バスはそのまま、先行してモン・ルイ駅にも向う
席はすべて自由席のため、早めに駅に向かった。
ヴェルネ・レ・バン駅発は8:50となった。
ヴェルネ・レ・バン駅に向かう ヴェルネ・レ・バン駅構内(始発駅)
電車が入線 プチ電車に乗車
右の席の親子(高校生の男子二人の息子と夫婦)
この電車の撮影で父親がもっともはしゃいでいた)
ピレネーの山懐を走る(標高は1600m) この鉄道の開業は1903年
モン・ルイ駅ではたくさんの人が下車
乗車時間1時間20分でモン・ルイ駅へ モン・ルイの出口。改札はない(電車内での検札)
フランスでは自転車を持って乗車できるので
自転車の人も多数下車
屋根のないトロッコ車両もある。
7. モン・ルイ |
城壁に囲まれた人口300人弱の中世の雰囲気を残す村。標高は1600m
軍事要塞の村。現在の北側にはフランス軍の駐留地となって立ち入り禁止。
まず、村の入り口を入る 深い堀(空堀)があり、橋がかかっている
城壁のトンネルをぬけると村
古い町並みがある
8. ラ・トゥール・デ・キャロル |
モン・ルイ・から29Km 昼食に立ち寄った古い村。
バス道路からは、徒歩で5〜6分の場所に村の中心
がある。旗も飾っている。そこにレストランがある 中世の町並み
村の中心にあるレストランの入り口 ここには店が1軒もない。人も通っていない
9. アンドラ公国 |
アンドラ公国は、フランスとスペインの国境近くのピレネー山脈の盆地にあります。
人口は8万人。首都は、アンドラ・ラ・ベイヤで標高は1000m。
フランス、スペイン共に消費税(付加価値税)は20%を超えていますが、アンドラは
4%の消費税のため、両国から買い物客が多数来ています。
首都は盆地のため標高の高い峠を越えます 首都のアンドラ・ラ・ベイヤ
まだ随所に雪が残っています
道路に沿って有名ブランドの店が続く 1000mの盆地の大都会です
夕方にはいつものように豪雨が降り、すぐに止む
【7月13日】
10. アイギストルテス国立公園 |
アンドラ・ラ・ベリャのホテルを9時に出発してフランスとスペインにまたがる
アイギストルテス国立公園に向かう。(115Km)
アンドラ・ラ・ベリャのホテル スペインの国境を抜ける
スペイン側のピレネー山脈の山道
アイギストルテス国立公園に到着 レストランで昼食
13時ハイキング開始のためにまずジープで
30分かけてスタートポイントのラテラ湖に向かう
ラテラのハイキング開始ポイント到着。これ見晴台までは+αの行程
ハイキングは1.5時間+アルファ
ここは標高2150m
ハイキング道路
高山植物も咲いている
見晴台に到着。下に見えるのはマウリシ湖(目的地)
アイギストルテス国立公園のシンボル
エンカンタツ山(魔女の山)
ラテラ湖(ここからが本当のハイキングスタート)
アルペンローズ
マウリシ湖 ハイキングのゴール。標高1930m
約2時間のハイキング
ジープの迎えが来る少し前の雷雨が
降り始めた。(雹も降った)
山のハイキングは午前中にしたほうがよい
【7月14日】
11. タウル |
ホテルを8時に出発してボイ渓谷を経由してタウルに向かう(66Km)
サンクレメンテ教会(12世紀のロマネスク様式) 村の中にあるサンタマリア教会に向かう
村のお店の看板犬
サンタマリア教会(ロマネスク様式) 入り口
内部
サンクレメンテ教会の入り口、入るのは有料だが(内部は修復中)
12. ピベステハイキング |
このハイキングは、当初【ゴーブ湖ハイキング】であったが、6月18日の豪雨で
ハイキング道路の一部が壊れ、橋も落ちたということでルルド近く(ルルドから7Km)
のこの場所が設定された。
15時40分ハイキングスタート。
16時過ぎから雷雨がくるので全員雨気にして
スタートした。空のは黒雲が出てきた ハイキング道を登る
標高580mで低いため、大蒸し暑い
丹沢を歩いているような感じ。
このあたりの典型的な村のたたずまい
約2時間強、疲労感だけが残るハイキングでした
13. ガヴァルニー渓谷へ |
ビベステハイキング終了後ガヴァルニー渓谷に向けて出発。(43Km)
6月18日の豪雨で随所で道路は壊れているため、迂回路および交互通行があった
道路が川にえぐられて臨時の迂回路を通る 道路が陥没している
ここではバンジージャンプが行われていた ガヴァルニー渓谷は雨。
食事終えた21時過ぎには、また青空になった
日没は21:30分を超える
【7月15日】
14. ガヴァルニー渓谷ハイキング |
今回のツアーのハイライト。ハイキング
ホテルを9時に出発。ガヴァルニーの滝近くのホテルを目指す。
本日は晴天です。しかし16時頃から雨の予報 現地ガイドから出発前のレクチャー
馬を利用したトレッキングもある
ハンモンジャン
広い草原歩きは気持ちいい
遠景にガヴァリーの滝が見える。
噛むとバニラの味がする
この橋を渡る
鎖を持って登る 急な登り
一般的な道(仮帰りはこの道)をホーストレッキングの人も通る
今回のハイキングの折り返し点
午前11時(約2時間)で標高1570mのホテル リ・デュ・スィルクに到着
現在の天気がよく、雨の予報は16時からであり次のような決断をした
ツアーでは、この地点で折り返し、昼食はホテルのある近くのレストランとなっている
@昼食をキャンセルしてガヴァルニー大滝まで往復した後ホテルまで帰る
(ここから、ガヴァルニー大滝までは往復で約80分)
Aツアーの予定通りここで引返す
ツアーの大半は@を選択した
11時40分 ガヴァルニー大滝目指してスタート 滝まで3か所ほど小さい沢を渡る
12時20分大滝に到着
滝の近くは、雪渓が解けた水が霧状になることも
関係しているのか大変寒い。滝の落差は400m
ヨーロッパ最大の滝
この地形は氷河が削り取って造られたもの
先ほどのホテル リ・デュ・スィルクが小さく見える
16時頃から雨の予報がり急いで下る
13時20分 ホテル リ・デュ・スィルに到着ク
ホテル リ・デュ・スィルクでお茶のひととき
13時40分 下山開始
クリスマスローズ
14時45分にハイキング終了
【7月16日】
15. ルルド |
ホテルを8時に出発しルルドへ向かう
(予定は、ビッグ・ドゥ・ミディであったが、6月18日の豪雨で道路が通行止めで先にルルドとなった)
ガルヴァニー渓谷からルルドへ向かう道路に残る6月18日の豪雨の爪痕
人口4000人ほどのピレネー山麓の村が聖地となったのは19世紀のこと
貧しい14歳の少女の前に聖母マリアが現れて奇跡がおこった。
少女ベルナデットが触れた地面から泉が涌きだし、その水を飲んだ
人は病気が治るという奇跡が起こった。 奇跡の泉(ミサのため近寄れず)
奇跡の泉の水を引いて、多数の人が水を飲み、汲むことができる
ようになっている
16. ビッグ・ドゥ・ミディ |
ルルドからビッグ・ドゥ・ミディに向かう
ビッグ・ドゥ・ミディは、ピレネー山脈の山並みを眺めるお薦め場所
ビッグ・ドゥ・ミディのロープウェー乗り場
第一のロープウェーに乗る
ロープウェーを乗り換える
第二のロープウェー。山頂を結んでいるため途中
の支柱はない 深い谷
ビッグ・ドゥ・ミディの山頂(2877m) 雪渓がある
当初予定と異なり午後となったので天気が悪い
ピレネー山脈
ビッグ・ドゥ・ミディからの下山がたいへんだった。
第二のロープウェー(山頂から支柱なしで深い谷を越える)が途中で停止。
通常は5分で下りるところ30分かかった。ほとんど自重でゆっくりと下った。
後でわかったのだが、雷が落ちる可能性があり、電気を止めたそうです
17. ビッグ・ドゥ・ミディからトゥールーズへ |
ビッグ・ドゥ・ミディからトゥールーズへの道がたいへんでした
まづ、途中の橋の点検作業で大型バスは通行できず1時間以上
停止しました。
次は、異常気象です。雹(それも500円硬貨大)が20cmも積もりました
このため車は雹の除雪が完了するまで運転できず1時間渋滞です。
一面に雪が降ったようですが、これが雹です 積雪は20cmです
この厚みです 500円硬貨と同じ大きさです
野ネズミがいたるところで死んでいました
雹にやられてその後凍死? 除雪待ちで車は大渋滞。(バスには暖房が入った)
渋滞が解消後人形を展示した町並みを通過