スケジュール |
出発: 2010年4月24日〜30日
月 日 | スケジュール | 宿泊ホテル |
4月24日 | 成田発 15:15 CA926 北京着 18:10 | ルネサンス |
4月25日 | ホテル発5:00 −>北京空港 北京発7:20(西寧が砂嵐で1時間遅れの8:20発) CA1207 西寧着11:00 昼食 タール寺観光 西寧駅発17:00(2時間遅れの19時発)の天空列車に乗車 |
車中 |
4月26日 | 終日天空列車 ラサ着19:15(2時間遅れ) 市内で夕食後ホテルへ | DING |
4月27日 | ホテル発 8:30 ポタラ宮観光 昼食 (ホテルで休憩) セラ寺観光(観光せずホテルで休憩) |
XIN DING |
4月28日 | ホテル発 8:30 カムパ・ラ峠(標高4978m)(注)4749mと表記のガイドブック有 ヤムドゥク湖(標高4441m) 湖畔で弁当の昼食 ラサへの途中遊牧民の民家訪問 ジョカン寺観光 パルコル観光 民族舞踊を見ながら夕食 |
XIN DING |
4月29日 | ホテル発 9:15 ノルブリンカ観光 昼食後 ラサ空港へ 途中 ネタン大仏観光 ラサ発 16:00 CA4111 成都着 18:00 成都発 19:00 北京着 21:30 |
ルネサンス |
4月30日 | ホテル発 10:00 北京空港 北京発13:25(離陸が空港混雑で遅れ14:30) 成田着 18:30 |
帰国 |
1. 4月24日北京 |
成田を15時15分に出発、4時間のフライトで無事北京空港に到着。
当初は空港近くのホテルであったが出発直前に青海省の大地震
の関係かホテルが中国政府に徴用されたため市内ホテルに変更。
北京空港 りっぱな空港
観光バスを待つ
市内レストランで夕食 宿泊レストラン
2. 4月25日西寧へ |
ホテルを5時に出発し空港へ向かう。
北京発7:20の西寧行きの飛行機だが、西寧が砂嵐で出発が1時間遅れる
西寧到着直前は、飛行機が大きく揺れた。
西寧はたいへん寒く乾燥している。雨が今年に入りほとんど降っていない
とのこと。気温は最高が8度、最低がー8度。冬のコートが必要。その上
風が強く黄砂がすごい。
北京空港で出発待ち
黄砂が強い風に舞う 木々の新芽も出始めたところ
西寧市内(標高は2200m)。 西寧は寒くて真冬の衣服
3. タール寺 |
タール寺はチベット仏教ゲルク派六大寺院の一つ。
創建は1560年。
このお寺も青蔵鉄道(天空列車)の開通で観光客が増加
なおこの寺も文化大革命で貴重な建物が破壊されたが
1980年以降立ち直ってきた。
駐車場から門前町を行く 山の斜面の立つ寺の建物
タール寺の配置 山門
如来八塔
8つの宝塔が並ぶ。仏の八大功徳を表現
窓と窓の間の茶色の壁は「エンマ」という植物 祈寿殿
これにより建物が夏涼しく、冬あたたかい
酥油花院:バター彫刻 大金瓦院
バターに色付けして仏像などを描いた
大金瓦院の周りを五体投地で参拝する人 大きなマニ車
(右端のブルーの人)
4. 青蔵鉄道(天空列車) |
青蔵鉄道は、青海省西寧とチベット自治区ラサを結ぶ
1956Kmの鉄道。
標高は西寧2275mから最高地点標高5072mを超えて
ラサ標高3650mを結ぶ
西寧駅 |
西寧の駅 駅の前にあるセキュリテイチェツクを受けて駅へ入る
この待合で待つ。 チベット仏教の修行尼僧
軟臥車の乗客は特別待合室を利用できるか
政府徴用で利用できず。
(実際は数名が利用していた)
17時発の北京からの列車が2時間遅れ 西寧に駅に停車の列車
出到着。 一般車両の乗る人は大きな荷物を持って
座席確保のためホームを走る
食堂車 |
食堂車の様子 4/25の夕食
こので4/25の夕食、4/26朝食
4/26の昼食を食べる
食堂車の給仕の女性
食事は決しておいしいとは言えない
車内 |
(1)列車の編成
@軟臥車(1等寝台車) 2両
上下2段ベットで4名1部屋
A硬臥車(2等寝台車) 4両
3段ベットで6名1部屋(ツアーでは、上段は荷物置き場として利用して
4名1部屋で利用するケースが多い)
B硬座車
通路を挟んで3名、2名の1列5名の座席
C食堂車
(2)軟臥車
軟臥車(1等寝台)は2段ベットで4名で1室。1部屋の中はカーテン
などの仕切りはない。
上段に登る階段もない。通路側の壁に幅5cm、長さ15cmの足を置く
ステップを出せる構造。そこに足を置いて上段に登る
室内の様子 通路側には跳ねあげ式の椅子がある
室内はたいへん狭い。隣のベットとの間40cmほど
このため、旅行カバンは座席に下に入れることがでない
通路の天井裏に旅行カバンを置けるが3個が限界
(3)硬座車
硬座車を見学した際の写真
天空列車 |
青蔵鉄道のうち「ゴルムド」から「ラサ」までを天空列車という。
ゴルムドで標高2830mの高地。ここから先は高地専用に開発
された機関車に付け替えてラサまで行く。
この天空列車は、このゴルムド、ラサ間を昼間に走り雄大な景色
を楽しむようになっている。このため、西寧を夜出発する。
トト河(長江の源流) 標高は4000mを超えた 崑崙山脈(標高6000m級)
崑崙山脈 雁石坪駅(標高4721m)もうすぐ最高地点
白いのは川が凍結
雁石坪駅(標高4721m) 列車はカーブして進む
永久凍土のため橋の上を曲がりながら進む
タングラ山脈(6600m級) この路線の最高地点「唐古拉」(標高5068m)は食事中に通過
ツォナ湖「青い湖」標高4650m。チベット人にとって神湖
ラサ発北京行きとすれ違い 高地を牽引する特別仕様の機関車
線路と平行して走る国道をたくさんの軍用トラックが行く
まわりはやっと緑が芽吹いた牧草地。ヤクが放牧されている
那曲駅(標高4594m) 6分停車が1分に変更(これまでに停車したのはこの駅のみ)
たくさんの人が下車した
カンラ山脈(最高峰は7000m ニェンチェン・タニラ山(標高7162m)
古露駅(標高4673m)ラサまであと10駅 駅の周りは新しい住居が立ち並んでいる
屋外で洗濯をする女性
ラサ到着(標高3640m) |
定刻は17時到着だが、1回目の連絡は17:30分到着予定
2回目は18時到着、最後に19時到着予定としばしば変更になった。
実際に到着したのは19時15分
24時間の列車の旅の終わり
われわれの列車を牽引した機関車 到着予定時刻の表示
駅の出口 どういうわけか駅の前は通れなく右端の
観光バス乗り場まで荷物と移動(約700m)
ラサの駅。たいへん広いが警備されていて入れない
ホテルへの途中夕食のためレストランに立ち寄る。
[天空列車の留意点 ]
@トイレが故障で使えなかった。
西寧乗車時から軟臥車は1車両2個のトイレがあるが
1個は故障でカギがかけられていた
また、標高の最高地点を過ぎたころからもう一両の
軟臥車のトイレ2個も故障。2両で1個のトイレと
なりたいへん不便であった。
A駅に停車中は使用禁止
単線にためドア扱いはないが30分程度停車すること
があったが、その期間はトイレが使用禁止でカギが
かけられる。給湯のお湯の供給の停止する。
B窓がきたない
窓を掃除しないのか、大変素晴らしい景色もその写真も
窓越しでしかできないため窓の汚れがです。
せっかくの天空列車というイメージで謳っているが
すこし興ざめな面がある
5. ポタラ宮 |
4月27日のホテルを8時30分に出発してポタラ宮の観光へ
発熱ためホテルで休養。
ポタラ宮
ラサの市街西部にある。山の南斜面に立ち、高さ115m、東西360m
南北300m。
ポタラとは、サンスクリット語のポタラカ(観音菩薩が住むといわれて
いる山の名前)に由来する。
ポタラ宮の建設は、吐蕃王朝が都をラサに移した7世紀始まった。
本格的にはダライ・ラマ5世がチベットの政教両面の権力を握った
17世紀中期(1645年)から。1649年に主要な部分が完成。
ダライ・ラマ5世がデプン・ゴンパから移ってきた。
1959年3月ダライ・ラマ14世がインドに亡命するまで約300年間
ポタラ宮はチベットの聖俗両界の中心地。
駐車場からポタラ宮へ向かう。ポタラ宮を 三々五々時計まわりにチベット仏教徒が行く
時計まわりにチベット仏教徒が行く
ポタラ宮(舗装工事中) 地球の歩きかたに掲載されたポタラ宮
ラサの博物観には、草地が池であった
写真がある
本日は単身で参加
たいへんな数のチベット仏教徒 ポタラ宮の観光入り口
ここでセキュリティチェックがあり、水などは没収
ポタラ宮 右は白宮、左が紅宮
白宮はダライ・ラマの住居、紅宮は歴代ダライ・ラマの霊塔などの宗教の部屋
標高3650mからこの階段を登る 白壁はヨーグルトを塗っている
毎年塗るそうです
ゆっくり直進して踊り場で休憩 説明するラサのガイドの「羅」さん
テヤン・シャルに出る前 両方に描いているのは400年以上前のもの
ポタラ宮の壁の厚さは3mを超える
テヤン・シャル:ここで水を販売している。 白宮の入り口
ここで購入した水は建物に持ち込める
[白宮・紅宮 ]
すべて撮影禁止のため映像はない。団体客は白宮入り口から紅宮の観光
終了までが1時間と決められ、タイムスタンプを押される。
夏は観光客で渋滞して1時間ででるのがたいへんとのこと。
わがツアーは1時間以内に観光を終了。
宮殿内は迷路のように入り組みアッダウンもあるので歩きやすい
靴が望ましい。
紅宮では歴代のダライ・ラマの遺体はミイラ化して仏壇に安置している
とのこと。その仏壇は金作りで総重量1350Kgにも達するそうです。
46万人の大都市です(標高は3650m)
ポタラ宮
昼食を市内レストランでとる
ライトアップされたポタラ宮
7. セラ寺 |
ラサの中心街から北へ8km行った場所にある。
セラ寺は両方ともホテルで休養。高山病?
点滴と酸素吸入を行う。4つ星以上のホテルには
医師が常駐していて診察、処置を行う。
注射の際の消毒はアルコール消毒ではなく、薬を
ひたした綿棒を注射部分をふき行う。
[中国軍の病院]
ラサは大変寒い。日本の真冬だが、病院は暖房
されていない。ベットには看護師、医者をコール
するナースコールのボタンもない。
8. カムパ・ラ峠/ヤムドゥク湖 |
4月28日
昨日の点滴も効果なく4月28日の早朝から発熱
朝6時過ぎ中国軍の病院へ行き、レントゲン、点滴
など2時間の治療を受けて午後までホテルで休養。
ホテルを8時30分に出発しカムパ・ラ峠をめざす
片道約130Km
ラサ川に沿ってはしる。川のほとりは木立がある。
ラサ川 両脇は木々。右奥は、木1本ない
トイレ休憩に立ち寄る。有料トイレ ラサーカムパ・ラ峠の道
チベット人の人たち 曲水を出たところでヤルツァンボ川に
架かる大橋を渡る
ヤルツァンボ川に架かる大橋 この川はガンジス川と合流して
インド洋に注ぐ
水葬を行った場所。
チベットでは死者の両手、両足を切断して
胴体に巻きつけ、水葬として川に死者を
流した。遺体は川の魚が処理した。
現在は衛生面から禁止された。
かってチベット人は魚を食べなかった。
無料の青空トイレ。峠から戻ってくるまで ジョカン寺への巡礼の人たち
トイレはない。 2人、3人と固まって歩いていく
ここからジョカン寺まで80Km以上ある
山道を30Km登る 遠くに見えるのが川。そこから登ってきた
ガードレールもない道を登る
カムパ・ラ峠 湖はヤムドゥク湖
地球の歩きかた:標高4749m 白い山は標高7191m、ノジン・カンサン
現地の表示:標高4978m
ガイドの説明は4978m
標高を示す石碑(標高4878m) ここでは、湖、山以外の撮影は有料。
石碑は5元。撮影前に交渉。
ヤクに乗って標高4978mでの撮影
ヤムドゥク湖はチベット語で「高原牧場にあるトルコ石の湖」の意味
標高4250mのヤムドゥク湖畔。ここでエビハンバーガーの弁当昼食
酸素濃度は平地の半分以下
ジョカン寺をチベット仏教徒。持ち物は背中に背負った
袋のみ。これで数週間かけてラサのジャカン寺の参拝
に行く。隊列を組むでなく、2〜3人で1組で黙々と歩く
ここからラサまで80Km以上あり急いでも2日はかかる。
9.チベット遊牧民の民家訪問 |
ヤムドゥク湖からラサへの帰途の途中でチベット遊牧民の
民家を訪問。
この家の女主人 豪華な居間
バター茶が振舞われる
バター茶 遊牧民の香り高いおばあちゃんと
遊牧民の定住政策で分譲住宅が並ぶ ヤムドゥク湖ーラサの道
10. ジョカン寺観光 |
ラサ旧市街の中心にある7世紀中期に創建された吐蕃時代の寺院
本殿のジョカン寺とその周囲を取り囲むトゥルナン寺から構成されている。
ここからは全員参加。
体力回復でジョカン寺観光に出発
ジョカン寺前の広場 ここは映画「セブンイヤーズ イン チベット」の舞台
ジョカン寺正面で五体投地を行う人 ジョカン寺の中庭
黒のたれ幕はヤクの毛で作ったもの
1階の内部は撮影禁止のため映像はない。
内部はたいへんな人で身動きできなかった。チベット仏教徒の参拝者
であふれ返っていた。一時は前に進めない場所もあった。
2階は撮影可。トイレ休憩と写真撮影 本殿をバック
法輪と2頭の鹿がシンボル。
たれ幕と屋根にもある
全員で歌を歌いながら床を固めている
ジョカン寺前広場。右にポタラ宮が見える
ポタラ宮
ジョカン寺前で五体投地
11.バルコル観光 |
ジョカン寺の周囲をぐるりと巡る道に多数のお店が並んでいる
ここをチベット仏教の参拝者がマニ車を回しながら巡回する
回数のカウントは手に持った数珠を1玉ずつ
ずらすことで行う
12.民族舞踊観ながら火鍋料理 |
バルコルの一角にあるお店。1階、2階が土産物屋で3階がレストラン
本日は火鍋料理。
民族舞踊が始まる
着ぐるみのヤクにカターを付ける
病み上がりがヤクにたいへん興味を持つ
最後はツアー客参加で盛り上がった
レストランの前で 今回お世話になった
栗本さん:添乗員
張さん :中国のスルーガイド
バルコルを五体投地で巡る人 ジョカン寺での五体投地
ジョカン寺での五体投地
13.ノルブリンカ |
4月29日
ラサの最終日
朝日に輝くポタラ宮
ノルブリンカはラサ市街の西部に位置する。
ダライ・ラマ7世が1740年代に造成を始めた
ダライ・ラマの夏(4〜9月)の離宮として利用
ノルブリンカの前庭。 正面入り口
木々の幹にはヨーグルトが塗られ
白くなっている
歓迎の石碑
季節感がよくわからない花壇
経典を保管している経蔵
ダライ・ラマは2階から広場でのショーなどを見物した
ダライ・ラマ14世の離宮
屋根とたれ幕には法輪と2頭の鹿
(法輪は輪廻を意味する)
ここも内部は撮影禁止。ダライ・ラマ14世が利用した洋式バス、トイレも展示
されている。ここからインドへ亡命したので、その時刻を表す9時で柱時計が
停止している。ダライ・ラマ14世が帰国すると動き出すとのこと。
湖中桜
ダライ・ラマ8世の書斎
14.ネタン大仏を観光後ラサ空港から北京へ |
ラサ空港はラサの南東70Kmにある。
ラサ空港への途中にネタン大仏はある。
ネタン大仏は小山に彫られている。 釈迦牟尼像。
大きさは高さ9.83m、幅7.9mで11世紀の作成
ツアーメンバ全員と張さん、羅さん、 撮影は栗本さん
大仏の前の池
ラサ川の沿って下る 農業用のビニールハウス?
ナンタン川に架かるナンタン大橋(2006年完成) ラサ空港
ラサ空港のお土産売り場 ラサ空港は標高が3500m以上
成都空港(成都空港経由北京行き) ラサから北京まで5時間30分
北京・成田は3時間30分
15.北京から帰国へ |
4月30日 10時北京のホテルを出発して成田へ
北京のホテル 北京空港
国際線には電車で移動
中国茶を飲み出発を待つ
ターミナルは定刻13:25分に離れたが。離発着混雑で1時間遅れて離陸
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天空列車で行く遥かなるチベット |